毒親への罪悪感を抱えたまま大人になって
しまったあなたへ

90日で毒親から取り込んだ不要な罪悪感を
解放し「 親軸」から「自分軸」へシフトする
“書き出す親離(しんり)カウンセリング”

親離カウンセラーの井上秀人です。

この記事の目次

人間関係でどうしても苦手な人がいる方は・・・(投影心理)

今日は「目の前の相手は本当に苦手な人ですか?」というテーマで
お話をしますね。

人間関係での悩みの1つに「どうしても苦手な人がいるんです・・・」

という悩みがあります。

でも、あえてその意見を違う角度から見てみましょう。

それでは、質問します。

「本当に本当にその相手はあなたにとって苦手な人ですか??」

いかがでしょう。

そう聞かれて、具体的に相手のどこが苦手か思い浮かびますでしょうか。

意外と、その人のどんなところが苦手なのかハッキリ言えないケースが
多いのではないでしょうか。

「何となく、雰囲気、いつも怒ってる、イヤミ、落ち着きがない、不潔・・」

など挙げればキリがないかもしれません。

中には生理的に受け付けない!
なんて何とも手厳しい!?意見もあるでしょう。

でもそれって具体性ないですよね・・・。
あまりにも抽象的だし、決定的な出来事があった訳ではないかもしれません。

私がサラリーマン時代に苦手だった人

例えば私の例で言いますと、

私の苦手な人は、

・気分屋
・感情的
・すぐ怒ったり顔に出る
・神経質
・目上の人

などが挙げられます(以前の話です)。
今も得意ではありません(>_<)

特にサラリーマン時代は役職のある人や偉い人に苦手意識がありました。

そうい人の前では、肩の力が入り「良いところ見せなきゃ!」とか、
「出来る人間に思われたい」「気に入られたいという」願望が出てしまう
のです。

そういう人が後ろを通るだけで鳥肌立ったり、話しかけようとすると
支離滅裂な内容になってしまったり、自分が何か発言したときに
どんな表情をしているのか気になり何度も「チラ見」してしまったり・・。

そういう人から怒られたり、注意されたときは物凄い凹みましたね(>_<)
「もう自分は必要とされない・・・。期待を裏切ってしまった・・・」

と勝手に自意識過剰になり、相手の反応に一喜一憂していました。

思い込みで父の姿を相手に投影していた!

そういった時、私は相手の事をしっかり見てませんでした。

どういうことかと言いますと「相手はこんな反応をするはず」とか、
「きっとこう思うはず!」と

イメージで何となく思い込んでいたのです。

本当は部下思いの優しい人かもしれません。
些細な事は気にしない(根に持たない)人かもしれません。
たまたま朝出かける前に奥さんと喧嘩して機嫌悪いかもしれません

こう話すと相手との付き合いが長いから分かるんです、と言う人もいますが
私は付き合いの長い短いは関係ないと思ってます。
むしろ長いからこそ盲目的な見方になってしまうかもしれません。

相手の本心は聞いてみないとわからないのです。
世の中のほとんどの問題は相手との気持ちのすれ違いから起こっている
と思いませんか?

少し話が脱線してしまいましたが、

勝手に私のイメージのなかで「きっと偉い人はこういう人」
という固定観念を相手に被せて見ていたのです。

心理学用語で「投影」とも言います。

私はそういった人達に「自分の父親の姿」を勝手に投影していたのです。

目の前の人をしっかり見ずに、相手に父の姿を重ね、勝手に振り回されて
ました。

「期待を裏切る自分はダメな自分!」
「仕事が出来ない自分はダサい!イケてない!」

こんな風に本音では思っているのですが、そんな自分を受け入れたくない
ので見て見ぬふりをしてきました。

先程も言いましたが、よく相手の事を知りもしないからこそ「不安」に
なり、相手を、そして自分の本心を知る事を避けてきました。

そのうち、心のなかでイヤな自分が顔を出します。

「○○さん(相手)は自分のことを分かってない!」

こうして相手を否定することで自分を守ってきました。

そんな自分を受け入れたくないので本心を抑圧して、
無理して頑張ろうと(相手に受け入れてもらおうと)
背伸びをしていました。

あの頃は本当に人間関係がうまくいかず
苦手な人と会うのは億劫でした。

身体は正直なのですが、本人にその自覚がないので
妙に身体が疲れていたり、毎日疲れてました。

朝起きて思うことは

「今日も仕事か・・・」
「今日はこれとあれの予定があって億劫」

など朝からネガティブなことばかりにフォーカスしてました。

勝手に自分を悪い方向に持っていき、思い込みという名のイメージ
の世界に浸っていたのです。

「不安」な気持ちが後から後から泉のように湧いてきて・・・。

自分の本当の気持ちを知る事から目を逸らしてきました。

そんな日々の繰り返しでした・・。

ネガティブな気分のときこそチャンス!?

でも、今では自分の思い込みに気づけるようになったので、ちょっとは
ネガティブな気分になってもすぐに持ち直します。

誤解して頂きたくないのは、ネガティブな気分はOK!ということです。

無理して抑えるから余計苦しくなるのです。

そんな経験、あなたにもありませんか?

相手のことを気にしないようにしようとすればするほど
頭の片隅から離れない。。。

投影からの脱出

こういう場合は、どうしたら良いのでしょうか?

冒頭でもお話しましたが、ポイントは投影からの脱出になります。

・・・??

少し噛み砕きますね。

相手がどう振舞おうがしょせん、相手も人間なので感情で生きてます。

相手はそこまで引きずっていないか、むしろ気にしていない可能性すら
あります(故意的は除く)。

こちらが勝手に相手の表情や言動をオーバーに捉え、勝手に妄想の世界
に入っているだけなのです。

そんな時は、一言。

「あ~、私、妄想の世界に入ってるかも。」

この言葉で自分をニュートラルに持ってきます。

そして、もしかして現実に過去のイヤな思い込みをかぶせてるかも?

と疑ってみるのです。

まずはニュートラル。

これを意識してみてください。

慣れてくると、相手は勝手に反応しているだけ。自分には関係ない

と思えるようになります。

私はこれでだいぶ妄想から脱出できました。

相手に父親を投影していたので、何とか相手の機嫌なおさなきゃ!
と思い込んできましたが、

別に自分の人間性に怒っている訳ではなく、たまたま言動や行動に
相手が反応しているだけなのですから。

「だから自分はダメだ・・・・」

だなんて、責める必要はないんですね。

誰からも気に入られるなんて無理ですし。
むしろ自分も嫌いな人いるし。

こんな感じで、ニュートラルに持っていき、
決して自分の人格を否定された訳ではないんだ。

こう思えれば、後は言動や行動を振り返ってみるだけです。

ネガティブは本当の自分のこころからのサインです♪
受け入れましょうo(^▽^)o

それでも上手くいかない場合は、相手との距離感や自分の中での
基準(自分軸)を持つと、かなりラク~になります。

自分軸を作りたい方は、こちらの無料メールセミナーに詳しく
書いてますので、興味のある方はどうぞ。

きっとヒントをつかめるはずです。