毒親への罪悪感を抱えたまま大人になって
しまったあなたへ
90日で毒親から取り込んだ不要な罪悪感を
解放し「 親軸」から「自分軸」へシフトする
“書き出す親離(しんり)カウンセリング”
親離カウンセラーの井上秀人です。
この時期になると毎年、来年の目標設定の話が出てきますよね。目標設定と聞いていやなイメージが湧く方もいらっしゃるでしょう。
年初に立てた目標が3週間、3ヶ月、半年過ぎる頃にはすでに諦めていたり、忘れている事もあるかもしれません。
今回はなぜ、あれだけ決意固く決めた目標が達成できないのかの理由を2回に分けて書いていきます。
簡単に言うと潜在意識を上手く利用した自分の目標を叶える方法になります。
それは、「アズイフフレーム」と呼ばれるものです。
まず、知識として入れておきたい事として、潜在意識は現実とイメージの区別ができません。
本で読んだり、人から聞いたり、勉強熱心な方はセミナーなどでも既に知っているかもしれません。
よくある事例を紹介しますね。
突然ですが、梅干しやレモンを今、目の前に思い浮かべて下さい。イメージしづらい方は目をつむるとイメージしやすくなります。
酸っぱいあの独特な匂いを嗅ぎ、歯でちぎった時のジュワーッという食感、酸味を感じてみて下さい。
無意識に口の中によだれが出てきませんか?
または、映画を見ていると登場人物に感情移入してハラハラドキドキしたり、手に汗握り熱くなったり、体がついグッと硬くなったり、感動や悲しみの涙を流したりしたこと、あると思います。
当然、映画はスクリーンに映写機を利用して映し出した平面の世界で、そこにあるのは、壁と動画だけ。
実際には、舞台と違って人はいません。
なのに、あたかも現実の世界かのように感じ、涙を流す事もあるのです。思わず体が熱くなり汗をかいたり、鼻水を流したり、ティッシュが手放せなくなるのです。
このことからも潜在意識は現実とイメージの区別がつかない事は説明できます。
その特徴を利用した質問が、「アズイフフレーム」になります。
こんな質問です。
「もし、あなたの願望が叶ったら、あなたは何をしていますか?」
この質問をいきなり聞いても、なんだ、そんなことは聞いたことある、意味がないのでは?と思われてしまうかもしれません。その反射的な思考パターンが、実は脳が巧みに仕組んだ罠なのです。
潜在意識は現実とイメージの区別がつかない特徴がある、と先ほど申し上げたように、その質問がなぜ効果的なのかの理由を理論的に知っているか知らないかで効果が全然変わってきます。
なぜなら、納得して理に適っていると理解して、初めて真剣に取り組んでみようと自ら思えるからです。
なんでもそうですが、他人からアドバイスをもらったり、本で読んだことをその場では感化されても、実際に行動に移して効果を実感してみる人は少ないです。
きっと、こんなもんだろう、と勝手にやる前から決めつけてしまいます。
今までの経験値が多い方ほど、その傾向は強くなります。なぜなら、今までの経験からこういう場合はこうなる、こんな結果になるだろう、と事前に自分の中で答えを見出してしまうからです。
人間の行動の特徴として、「人は自分が思ったようにしか動かない」という後にも先にも変わらない事実があるのです。
まさか?わたしはこんなこと思ってもない、なにかの間違いだ、と思っていても、深い部分では「自分が思った通りに動いている」のです。この事をしっかりと腑に落ちるまで理解できないと、何を言われても、何を読んでも、何を聞いても、現実は自分の思う通りには変わりません。
成功したい、自分の望むような生き方をしたい、と強く望めば望むほど、本心では「今、自分は失敗している、望む人生を生きていない」と思っています。
否定感情が強ければ強いほど、願望は強くなります。
「きれいになりたい、痩せて筋肉質の体になりたい」、と思っている願望の底には、「今の自分は綺麗じゃない、今の体は醜い、カッコ悪い」という否定の感情があります。
もちろんそこから始まっても努力しまくって、願望を一時的には叶える事はできます。
ただ、否定から始まっているので、叶っても、次から次へと際限なく「まだ、まだ」と願望が出てきます。これで上手くいけば良いのですが、いつか壁にぶつかり、願望を叶えても幸せを感じない、となるケースがあります。
上手くいけばいくほど、不安になったり、上には上がいて、他人と比較し否定の感情を感じ、また願望を叶える、そして、不安になると繰り返します。
このように他人と比べても、結果は永遠に出ません。
※すべての人にあてはまる訳ではありません。人それぞれの現状のステージによって、全く違う状況を生み出すので、一概に今の自分に当てはめる事なく、こういうこともあるんだ程度に理解してもらえればと思います。
願望と否定は、光と影の関係なのです。ただ誤解してほしくないのですが、決してこのことが悪いと言っている訳ではなのです。言いたい事は、根本が否定感情から始まっているので、結局は否定している現実を引き寄せやすくなってしまうということなのです。
結局は、先ほど申し上げたように、深い部分では「自分が思った通りに動いている」のです。
少し内容が難しく、分かりづらいかと思います。言葉では上手く伝えにくい部分なのですが、この根本の感情をを知っているか知らないかで、本によく書いてあるノウハウや質問の捉え方がまったく変わってきます。
また続きは次回書きますね。
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家族依存専門セルフケアカウンセラー 井上秀人