行動を変化させる鏡の効果とは?

■ コラム

毒親への罪悪感を抱えたまま大人になって
しまったあなたへ

90日で毒親から取り込んだ不要な罪悪感を
解放し「 親軸」から「自分軸」へシフトする
“書き出す親離(しんり)カウンセリング”

親離カウンセラーの井上秀人です。

最近、お腹周りがスリムになりテンションがあがってます。
植森美緒さんの「腹だけ痩せる技術 メディアファクトリー新書」を読んで、早速「ドローイン」なるものを試してみました。

その期間約2週間、だいぶ変化が目に見えるようになりました。

普段の行動の中に「お腹を凹ませる行為」を意識的に加えるだけです。
楽ちんだし、何よりお金がかからず無理せず続けられるのが良いのです。

この「お金がかからず無理せず続けられる」というのは色んな事に応用したい事ですよね。さらに日常生活の中で出来ればいう事なし!だと思います。今日は日常で出来る「行動を変化」させる方法をお伝えしますね。何を使うかというと・・・・

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ポイントは「鏡」です。
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鏡のない家に住んでいる方はなかなかレアだと思いますので(笑)、誰でもできます!

以前、鏡と行動の関係について研究が行われました。

ハロウイーンでお家を回っている子供に「お菓子は1人1個だけ」と告げ大きなキャンディー皿を置いて家人がその場を去るという設定にしました。

その結果、約34%の子どもがお菓子を2個以上取っていた事がわかりました。
しかし、子どもたちが自分の姿を見られるよう、キャンディー皿の後ろに鏡を置いた場合、指示に従わなかった子どもはわずか9%、鏡を置くだけで悪い行いに走る率が4分の3に減ったのです。

人は自分自身の姿を見たことをきっかけに自らの行動について考えるようになり、結果として社会的に望ましい行動を取るようなのです。

ほかにも別の実験では、従業員がビンにお金を入れてコーヒーや紅茶を飲むことになっているコーナーに人の目が描かれた絵を掲げておくと、「タダ飲み」をする人が劇的に減ったことが明らかになったそうです。

これって色んな事に応用が聞きそうじゃないですか?

そういえば、、道を歩いていてトラックか何かの運搬関係のチェーン業者の車の背面に人の目が描かれていて、「見ているぞ!」的なシートが貼ってあるのを見た記憶があります。

私は以前、飲食店に勤めていたのですが、売り上げ金を盗んだりスタッフの私物を盗難したりといった出来事がたまにありました。

スタッフルームに鏡を目立つように置いておけば、効果あったかも!なんて今さら思ってます。

さて、この鏡と行動を心理的にどうやって活用したら効果があるかですが

私の場合は、

朝出かける前に、鏡を見ながら自分の使命、ビジョンを宣言した後にスイッチの入るジェスチャーをするという行為を習慣化しております。

???って感じですよね(笑)
井上さんおかしくなった!?

いえいえ、

心理を学ぶ上でアンカリングという専門用語があるのですが、

簡単に言うと

「イチローがバターボックスに入る前にする、あの行為」

です。

なんとなくわかって頂けましたか?

もう少し詳しく説明しますね。

何か自分を鼓舞する際や緊張した時、一気に気分を変えたいときなどに体に反応(ガッツポーズや手首を握る、指を握る、肘をたたくなど イチローの場合はあの独特の行為)を意図的に与える事で、自分を良い状態に持っていくのです。

まさに「やる気スイッチ」を自分で作る行為なのです。

反応するためのジェスチャーは人によって違いますし、それなりに訓練(パブロフの犬のように)しないとスイッチが入りづらいです。

ちなみに私の場合は、腰を少し左に捻りながら右ひざを斜めに突き出しながらのガッツポーズ&「よしっ!」の掛け声です。

なんか活字にしてみるとなんじゃ?それに長ったらしいですね(笑)
こんな感じですが、私はごく自然に出来てます。

もう3~4年前からやってるので本当に歯磨きや洗顔と同じような習慣となっていて、やらないと気持ち悪いです!

ただ実際にやるうえでいくつかポイントがあります。

何度も自分が最高に良い状態をイメージし、その状態が頂点に達する頃に体に反応という刺激を繰り返し行い、体に沁みこませるようにします。

この「良い状態が頂点に達する」時にジェスチャーをする事でアンカリングの効果を何倍にも高める事ができます。

このように何回も繰り返すことで自然に良い状態の感情に持っていく事
が出来るようになります。

まさに習慣のスキルです。

私の対面セッションでもこれらのスキルを実際に誘導セッションしながら教えています。

しっかりとイメージできている人は顔がニヤけてくるので、すぐに分かります(笑)。こうなれば比較的早く習得可能です。

でも意識してなくても実は意外と日常生活で普通に、いや当たり前のようにあなたもやっているはずです。

・あの音楽を聴くと元気になれる(ロッキーのテーマなど)
・寝る前にアロマの香りで疲れを癒す
・あの映画を見ると初心を思い出す
・お気に入りのあの店でエネルギー充電

など、気分を変える行為を定期的にしていると思います。

この行為を意図的に日常生活に取り入れる事で、

「感情を意図的にコントロールする事が可能」

なのです。

私の知っている人では指5本にそれぞれスイッチがある(やる気、リラックス、愛情など)という変わった方もいました。

ほかにもポイントがあるのですが、長くなってきましたので続きは次回の記事で書きます。

【編集後記】
家に帰宅した際、玄関に鏡があるのですが、その鏡に向かって、「今日も1日お疲れ様。ありがとう。」と話しかけ、笑顔を作るという習慣も継続してます。最初は恥ずかしいし、なんかムズムズしたけど今はやらない方がもっとムズムズします。

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