毒親への罪悪感を抱えたまま大人になって
しまったあなたへ
90日で毒親から取り込んだ不要な罪悪感を
解放し「 親軸」から「自分軸」へシフトする
“書き出す親離(しんり)カウンセリング”
親離カウンセラーの井上秀人です。
今日は相手との関係性について考えてみます。
世間一般的には「相手の意見は尊重しましょう」と大人や学校で先生から教わり育ってきたと思います。
その影響もあり、相手の意見を否定・反論したり、自己主張したり、自分の意見に賛同させるようにコントロールしたりするのが苦手な人の方が多いのではないでしょうか。
特に「和」を重んじる日本人にはそのような傾向が強いと感じます。
場の空気を読むなんて言葉が一時期流行りましたが(もうすでに流行りではなく浸透してますかね?)まさに日本人ならではの発想だな~と思います。
私の場合は空気読むけど的外れ?な悲しいパターンが多かった気がします・・(汗)
最近はどちらかというと、場の空気を読みすぎるよりも、自分のやりたい事をやった者勝ちみたいな雰囲気も出てきてますよね。
ノマド的な生き方やフリーランスな生き方に憧れる人達が増えているような気がします。いつまでも会社に所属して安心できる時代ではないので、自分の稼ぎは自分でという考えにシフトし、その結果、組織に縛られて働くよりも独立を目指そうとする方が増えているのではないでしょうか。
本屋に行けばそんな類の本が山ほど平積みされてますよね。
もしかしたら、あなたもそんな生き方を目指しているかもしれませんね。
少し話が脱線しましたが・・・、
相手と自分の関係性において、お互いに尊重できれば良いのですが、なかなかそうもいかずに悩んでいるケースがあります。
そういったケースを見てみると
「相手と同一化しようとする傾向」にあるな~と感じます。
どういうことかといいますと、こんな感じです。
●私の考えに相手も賛成するはず/喜ぶはずという前提があるせいで、反応が期待と違うと過剰に傷つき関係が悪化する。
●この人の考えは絶対(親、上司、など自分より権威のある人)。自分の意見をはなから持たないというより言えない。相手を尊重しているようで、自分を守ることに必死。
いずれも「相手と同一化」しているパターンです。
前者は自分を出しすぎ、後者は自分がなさすぎ(出せない)と言えます。
では、なぜこのようになるのでしょうか。
いずれも共通するのは、「支配から自分を守る事」です。
●相手にコントロールされたくないから、自分から先に支配する。
●相手に支配されることで、逆に安心を得る。
自分を守ることが無意識の深層心理にあるがために、一見この2つは違う行為のように見えて、実は根本は一緒なのですね。
なぜ自分を守る必要があるのかというと、恐怖から身を守る為というケースが多いです。
そもそも、この恐怖の感情はどうして自分の思いとは別に「半自動的」に出てくるのでしょう。
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ここで少し時間をとって、過去に相手との関係性のなかで恐怖を感じた瞬間を振り返って見てください。
・幼い頃の親や兄弟との関係、学校での先生や友達との関係、部活の上下関係、職場での上下関係・・・・。
※このように時系列で思い出すと出てきやすいかもしれません。
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振り返ってみて何か具体的に思いつく出来事はありましたでしょうか?
私の場合は父から支配される恐怖が根強くありました。
また、父からコントロールされる母の姿を幼い頃からずっと見てきたので、強い人間や権威のある人間、気分屋や怒りを表に出す人間にはめっぽう弱かったです。
母を助けることが出来ない自分を本当に情けなく感じてきました。
仕事の場合は、権威のある役職者や仕事のできる人間には自分の意見が言えなかったり、出来ない奴だと思われているのではないか?と事あるごとに反応してました。
また、怒っている人を見ると自分のせいだと思ってしまったり、何とか自分が怒りを沈めなきゃ!と思ってしまったり、他人が怒られているのを見ると胸が妙にざわざわして苦しくなったり・・・・。
自分の責任だと過剰に思い込んでしまっていたのですね。う~ん、今書いていても少し胸が苦しいです。
そういった場面に遭遇したくないので、自分の本音が喉元まで出かかっても、ぐっと我慢し、相手の意見を尊重する態度を見せるフリをして自分を守っていました。
聞き分けの良い、当たり障りのない、面倒くさくない奴になってたと思います。そのせいか周囲にとっては付き合いやすい、意見を言いやすいキャラでしたが、自分自身は正直苦しかったですね。相手から言われやすいキャラだと無理難題を押し付けられたり、少しでも自分の意見を勇気出して言ってみると、イヤな顔されたり・・・・。
「あ~あ、言わなきゃよかった」って心のなかで呟いてました。
そこで怒りと悲しみが混ざり合った感情を感じても、決して表に出すことはできませんでした。
そして、そんな自分がカッコ悪く恥ずかしいと、心のどこかで責めていました。弱くて、相手の顔色ばかり伺って意見を言えない、そんな自分を受け入れたくなかったのですね。
そんな私ですが、自分を徹底的に振り返り、過去を認めて受け入れる過程を通じて、今ではそんなに気にならなくなりました。
時間をとって徹底的に自分の心と向かい合うと、ある時、そういうことだったのか!と腑に落ちる瞬間があります。1人ではなかなかそういったきっかけは掴むのが難しいので、専属のコーチを1年以上つけたり、色んなセミナーに行ったり、NLPを受講したり、個別セッションも何度か受けに行きました。
その過程で、自分の共通する反射的な思考やそれに伴う行動、感情、過去からの影響が明らかになってきました。
小手先のテクニックやスキルも好んで学びましたが(わかりやすいし興味を持つので)、1番の収穫はそんな事よりも本質部分でもある「心の在り方のようなもの」を見つけられた事です。
スキルを学んでも、根本の自分自身の感情や価値を見つめて受け入れないと、結局は元の自分に戻ってしまいます。
見たくないゴミをクローゼットに入れて隠して、目の前の現実を乗り切ろうとしても、いずれゴミが溢れてきてしまいます。その前に隠したゴミがプ~ンと臭ってきてしまい、あなたに気づいてもらおうと必死にサインを送ってくるのです。
このあたりの話はまたメルマガで書いていきますね。
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今日はネガティブな感情は
■自分を守ろうとして反応してくれていた
■幼い頃や過去の出来事は、当時の自分ではどうしようもなかったので、あなたは悪くない
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という2点をお伝えしたいと思います。
それだけ過去は今に大きく影響を及ぼしてしまうのです。なんて脅してる訳ではないですよ(笑)そう聞こえたらすみません・・。
でも、当時の感情を見つめて理解出来たら、あとは自分で望む行動を選択し、改善、行動を繰り返していけばいいだけです。
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家族依存専門セルフケアカウンセラー 井上秀人