毒親への罪悪感を抱えたまま大人になって
しまったあなたへ

90日で毒親から取り込んだ不要な罪悪感を
解放し「 親軸」から「自分軸」へシフトする
“書き出す親離(しんり)カウンセリング”

親離カウンセラーの井上秀人です。

今日は晴れたり、雨が降ったり止んだり、雷なったり、豪雨になったり・・・。

天気がコロコロ変わる忙しい1日でしたね!

今日も1日お疲れ様でした!

ここからブログです。

今日は「罪悪感」についてです。

こんな人がいました。

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父親との関係がずっと悪く、もう父とは分かり合えないと半ば諦めていましたが、
でもどこかで良い関係を築きたいと期待している・・・。

本人は、父親の期待に応えられてない自分は、ダメな人間だとずっと思い込んできました。

自分の意見を主張出来ずに、いつも言いたい事を言えずに我慢している自分をずっと
責めてきました。なんて無力なんだ!と自己嫌悪にも陥るほどでした。

これといった目標もなく、親のレールに沿った人生を淡々と生きてきました。

父の意見は絶対だったので、どうせ何を言っても否定されるから・・と
いつしか自分の意見や感情を表に出すことを抑圧するようになっていました。

成長するにつれて、そんな自分にも慣れ、当たり前になってしまい、自分が何をやりたいのかも分からない
状態になっていました。

とにかく親とうまくいって、自由に生きている周囲の人間が羨ましく、

なんでこんな親の元に生まれてきたのだろう。。。と親へのマイナス感情を抱えて生きてました。
と同時に、親の理想に沿えない事に、罪悪感も抱えていたのです。

親の望むこととは違う事をしたり、自分からやりたい事をやる事は親を悲しませてしまう。

と、まるで「親の考えと違う事はやってはいけない」、親が悲しむし、自分も失敗するだろう、
と思い込むようになりました。

そして、いつしか父親のニーズや関心を満たす事が暗黙のルールになってしまったのです。

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この罪悪感の影響で、

「やりたい事をやったら親が悲しむまたは怒る」

という思考パターンが出来上がり、それがその人の行動パターンとなります。

誤解を恐れずにあえていうと、人生のシナリオがすでに決まっているのです。

このパターンから抜け出さない限り、ずっと同じ行動パターンを繰り返すことになります。

では、どうすればこのパターンから抜ける事が出来るのでしょうか?

そう、まずは、本人が自分の行動パターンに気づくことです。

気づかないと、無意識に「親の為に良かれと思って」という間違った思い込みを信じ、
自ら行動する事を避けてしまいます。

自分の人生を親に委ね、依存してしまうのです。

なんでその人の事をここまで詳しく知っているのか?と思いますよね。

勘の良い方ならもうお分かりかと思いますが、そうです、これは何を隠そう過去の私の事です。

何も隠してないですが(笑)

今、書いていても少し胸が痛くなります。

何度もこんな状況はイヤだ!俺は自分の人生を生きるんだ!と思っても、行動に移せずにいました。

ある日、思い切って震えながら父に転職の話をしたこともあります。

結果は・・・・、

玉砕です。

その時の出来事でもっと深いダメージを負う結果になりました。

父にとって「転職」という文字は頭の中になく、全く理解できませんでした。

むしろ怒鳴られ、全人格を否定され、俺の言う事が正しいの一点張りでした。

終いには、もうお前は「井上の姓」を名乗らなくても良いからな!と言われてしまいました。

心が音をたてて、すーっと閉じていくのも感じ、無意識に涙が頬を伝い続けていた光景を
覚えています。もう一生この人とは分かり合えないな・・と、思ったのでしょう。

その後、転職を諦めたのですが、事あるごとに父は、

「俺の言った事が正しかっただろ?」

と嬉しそうに私に話をしました。悔しくてしょうがなかったのですが、「そうだね。」

とその場をやり過ごし、その時の悔しさが復讐心へと変わり、結局、転職を父に内緒でしました。

2年間ずっと秘密にしてきました。

その間、ずっと父に内緒にしている事が苦しくて「罪悪感」を抱えていました。

たまに実家に帰っても、前職の話をまるで今の仕事の事のように話さなくてはなりませんでした。

それだけ父の重圧は重く、自分なりに行動したつもりでも、心の中では罪悪感を抱え
それに気づかないふりをして生きてきたのです。

長くなってしまったので続きは次回に書きますね。

次回は罪悪感から抜け出した秘訣をお送りしますね!

【編集後記】

我が家の車が故障寸前です・・・。思わぬ出費が出そうで
やや弱気な今日この頃・・・。